幾つになっても、生き生きとした毎日を

ヴァイオリン 音色

寒暖の差はあるものの、日中はだんだんと過ごしやすくなってきました。さて、今日はあるお客様の、素敵なお話をご紹介させてください。

 

 

ヴァイオリンを演奏されているというT様。お弁当の配達に伺うと、「レッスン中なのでお弁当はボックスにお願いします」という札がドアノブにかかっていることもしばしば。

 

「生徒さんに教えているのだろうか…」

 

音楽が好きな配達員Sは、聴こえてくる音に耳を澄ませながら、その場を後にしました。

音楽 音色 

 

そんな、ある日のこと。「ヴァイオリンを教えていらっしゃるのですか?」そう聞いた配達員に、T様は答えました。

 

「教えているのではなく、自分が習っているのだよ」

 

若かりし頃はできなかった事に、今、挑戦をする。新たな技術や知識を習得し、より豊かな人生を送る。幾つになっても、生き生きとした毎日を過ごすことで、今まで以上の、素晴らしい景色が見られるのかもしれませんね。

 

ヴァイオリン 音色

新型コロナウイルス感染症につきまして

マスク 感染予防

連日の報道にありますように、新型コロナウイルスの感染が広まっております。

 

79例の患者、14例の無症状病原体保有者が確認されている。
【内訳】
・患者79例(国内事例69例、チャーター便帰国者事例10例)
・無症状病原体保有者14例(国内事例10例、チャーター便帰国者事例4例)
うち日本国籍67名、調査中10名である。(2月21日現在)

コロナウイルス 厚生労働省

※1 うち日本国籍53人
※2 付添1人を含む。

 引用:  https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html

 

そこで、宅配COOK123静岡桜橋店では、全スタッフに新品の医療用セーフティー・サージカルマスクを毎日配給しております。

 

マスク 感染予防

 

また、各々の体調管理は勿論、咳エチケットやアルコール消毒に加え、念入りな手洗いとうがい、こまめな水分補給を徹底することで、ウイルスに感染しない、感染させない取り組みを強化しております。

 

手洗い うがい 感染対策

 

免疫力が下がり、ウイルスに感染しやすい高齢者の皆様に、変わらず安心と安全をお届けできるよう、我々123静岡桜橋店も一丸となり、更なる徹底した感染症対策に努めてまいります。

 

 

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ご存知ですか?『サルコペニア』

高齢者 フレイル 痛み

春の陽気が待ち遠しい今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか?

 

春 桜

 

さて今回は、タイトルにもありました『サルコペニア』のお話です。

 

遡る事31年、舞台はアメリカ。「Sarcopenia(サルコペニア)=加齢性筋肉減弱減少」という言葉が、学術雑誌で初めて提唱されました。

 

「加齢性筋肉減弱減少」と聞いても、いまいちピンと来ないですよね。簡単に言い換えますと、「歳をとるにつれて、筋肉量が少なくなっていく」という意味になります。

 

お気づきかもしれませんが、“ふらつき”、“転倒”、“フレイル(虚弱)”などを始めとした、いわゆる年齢を重ねていくということに、サルコペニアは密接に関係しています。

 

高齢者 フレイル 痛み

 

さて、そんなサルコペニアではありますが、この度新たに、診断基準等が改訂されました!

 

今回の改訂では、体組成計といった装備のない一般診療所や地域現場でもサルコペニアの可能性を疑う流れが新たに設けられました。

引用:https://m.facebook.com/story.php?story_fbid=525882768057409&id=132345994077757&__tn__=%2As%2As-R

 

診断項目としましては、握力の測定や、椅子からの立ち上がりテストなどが挙げられます。より身近な場所でサルコペニアの可能性を診断出来るようになったという事は、健康寿命を目指す、重要な第一歩ではないでしょうか?

 

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1日1日を、もっと便利に。もっと楽しく。

早くも梅の花が咲く季節となりました。配達中にも梅の花を見かけ、一足早く春を感じております。

 

梅 春

 

さて先日、お客様からこのようなお言葉を頂きました。

 

「今回初めて、宅配のお弁当を利用してみたんです。いやあ、便利だねえ」

 

実はこの方、昨年までご自分の運転で車に乗られていたのです。けれども車に乗らなくなると、食べるものを買いに行くにも一苦労。そんな時、我々123のお弁当を知り、注文をして下さったそうです。

 

宅配cook123 コムス

 

そして、便利と共にお届けするのが「楽しさ」です。

 

旬の野菜・果物で作られた、今月の“顔”

 

宅配cook123 あはは

 

まず目に飛び込みますは、沢山の小松菜に、えんどう豆。赤唐辛子に、みょうが、黒豆。もうお分かりでしょうか?そうです、今月の”旬”の食べ物なんです。

 

駿河区 S様より

「毎月、あははを楽しみにしています。その時期にしか売ってないお野菜、果物が表紙を見れば分かるから、このあははの表紙を見て、その日の献立を決めるんです」

 

このような嬉しいお言葉も頂いております。あははでは、中身はもちろん、旬の食べ物でつくられる”さまざまな顔”も、見どころなんです。

 

日々の健康をアシストする”シニア掲示板”

 

今月号でのキーワードは「低体温」。暑さや寒さを感じにくくなることで、気付かないうちに「低体温」になっているかもしれません。

 

低体温 高齢者

 

月ごとに、身体が感じる症状は様々。毎月を元気に乗り切るコツ、教えます。

 

毎月変わる内容で、日々に”刺激“と”楽しみ“を

 

ご紹介したほんの一部分はもちろん、日本全国の名産品を追い求める特集や、読者の皆様の参加型コーナーなど、123の会報誌「あはは」は、盛り沢山の内容です。毎月変わる内容が、皆様の日々の刺激と楽しみにつながっていればと思います。

 

 

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最期の時まで、在宅で。

おじいさん 高齢者

寒の入りとともに、寒さが一段と厳しく感じられるこの頃です。

 

さて、今回ご紹介させて頂きますのは、長年に渡り我々のお弁当を召し上がって頂いております、ある男性のお客様のお話です。

 

–2019年・秋–

いつも元気なF様。配達時には、丁度表を散歩されていることもしばしば。

 

「よう!いつもありがとう」

 

優しい笑顔に、いつも元気をもらいます。そんなF様、なんと先日、100歳を迎えられたそうです。

 

おじいさん 高齢者

 

けれども、年の瀬も押し詰まったとある日。

 

「こんにちは!」

 

いつものようにお弁当をお渡しする…予定でしたが、応対して下さったのは、F様のご家族。

 

「父は体調を崩して、入院をすることになりました。お弁当はしばらくお休みしてください」

 

病院 病室

 

そして年が明け、とある日。F様がご自宅に戻られたと、ご連絡がありました。

 

その際に伺ったのは、この度退院に至るまでの、ご家族の強い想いです。

 

「入院をしてしまうと、毎日毎日、ただただ白いだけの天井を見つめながら、残りの人生を生きていくことになります。もちろんそのような日々では、頭を使うことも、身体を使うことも、無くなっていくでしょう。私たちは、お父さんに、そのような最期を迎えて欲しくないのです。住み慣れた家で、沢山の記憶と思い出に囲まれて、幸せだったと、そう思って欲しいのです」

 

在宅介護 老後

 

体調が優れず、入院される方。暫しの間、施設で生活される方。そして、在宅で生活を続けることが難しくなってしまった方。様々なご事情により、お弁当の配達に伺えなくなってしまう事があります。しかしながら私たち配達員は、「たとえ暫くの間、配達が出来なくなってしまったとしても。その方がお元気になった時に、また笑顔で配達がしたい」そう思いながら、いつもお弁当をお届けしています。

 

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フレイルサポーターとして活動をしてきました!*第1回*

フレイル 静岡市

12月19日、駿河区の南部障害学習センターにて、静岡市の主催によるフレイルチェックが行われました。

 

南部障害学習センター

 

先日、フレイルサポーター養成講座を受講した我々ではありますが、いよいよサポーターとして皆様の前に立つ場がやってまいりました!そこで、記念すべき1回目のフレイルチェックには、静岡桜橋店の沼田社長がサポーターとして参加をしてきました。

 

フレイル フレイルチェック

 

会場には、駿河区にお住まいの高齢者の方々が次々と来場され、サポーターによる指導のもと、指輪っかテストを始めとするフレイルチェックが行われました。

 

 

フレイルチェック フレイルサポーター

 

そして今回のフレイルチェックでも、たんぱく質について、そして健康についてのお話を聞く事ができます。

 

平均寿命 健康寿命 フレイル

 

今現在のデータによると、平均寿命を全うするまでの10年間、私たちは要介護状態である可能性が高いといえます。けれどもきちんとフレイルチェックを行い、フレイル、即ち”虚弱”の時間を作らない事で、元気に寿命を全う出来る可能性が高まるのです。

また、そんな健康寿命を支えていくために必要な食事。目標は、1日2食は「一汁三菜」とし、低栄養を防ぐ事です。

 

一汁三菜 食事 

 

健康寿命に、フレイルに興味がある方、是非フレイルチェックでお会いしましょう!

 

フレイル 静岡市

 

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フレイルサポーター養成講座に参加をしてきました!

フレイルチェック

 

令和元年11月13日、静岡市にある商工会議所で、第二回フレイルサポーターの養成講座が開講されました。そこで、我が静岡桜橋店からは、社長率いる事務員1名、配達員2名の計4名で参加をしてきました!

 

静岡市フレイルサポーター養成講座

 

昨今話題となっている”フレイル”。フレイルとは、健康な状態と健康でない状態の中間、更には適切な介入や支援により、生活機能を向上させる事が出来る状態を指します。

 

そこで、フレイル予防の為に必要な事を、身近な食事の面からお伝えしたいと思います。まずは、良く噛んで食べること。硬いものが噛めないから柔らかいものを食べる、ではなく、しっかりと顎の筋肉を使って”噛む”ことが、健康でいる為にとても必要です。

 

高齢者 咀嚼

 

そして、もう一つ大切なこと。それは、誰かと一緒に食べる、ということです。自分1人で食事をするのではなく、自分以外の誰かと食事をする。その違いだけでも、食欲がわいたり、外出のきっかけとなるなど、栄養面や社会参加の面において、良い刺激となります。

 

一緒に食事をする

 

また、フレイルサポーター養成講座では、同じ言葉を数秒間に何回言えるか測定する事で、滑舌の具合を確認したり、脹脛の周囲の計測や、身長や体重を元にした筋肉量の計算など、実践的に身体の状態を把握する方法も学びます。

 

フレイルチェック

 

こうしたフレイルサポータによる”フレイルチェック”は、既に全国で広がりつつあります!

 

東京都東村山市は先ごろ、高齢者を対象にしたフレイル予防のための会食サロンを市民サポーターが主体となって開始し、注目を集めている。東京大学高齢社会総合研究機構が考案したフレイルチェックと、栄養摂取や口腔ケアなど「食」に関する介護予防を組み合わせた全国初の試み。平日の午前11時、高齢者で会場が埋まると、進行役の市民サポーターが参加者と共に頭の体操などのレクリエーションを始めた。

引用:https://www.komei.or.jp/komeinews/p45831/?fbclid=IwAR1CJb4_1wIJunexgE7vbTCB74qKNexrR5N-j1gQDJXaw5uE8tlyKTn-IWU

 

フレイル予防へ会食サロン参照:https://www.komei.or.jp/komeinews/p45831/?fbclid=IwAR1CJb4_1wIJunexgE7vbTCB74qKNexrR5N-j1gQDJXaw5uE8tlyKTn-IWU

 

その後、宅配された「できたて弁当」が机に並ぶ。管理栄養士や歯科衛生士などの専門スタッフと配食業者が工夫した栄養満点のメニューだ。市民サポーターの風間祥子さん(83)は「みんなで食べると笑顔になる。自分の健康のためにも活動を続けたい」と述べていた。

引用:https://www.komei.or.jp/komeinews/p45831/?fbclid=IwAR1CJb4_1wIJunexgE7vbTCB74qKNexrR5N-j1gQDJXaw5uE8tlyKTn-IWU

 

今回の養成講座を受講したことで、我々123のスタッフもフレイルサポーターとして、皆様の身体状態の把握や改善に向けた取り組みなどを支援していくことが出来る様になりました。これまでは、お弁当を通じて健康寿命を伸ばす取り組みを続けて参りましたが、これからはより身近な観点から、健康寿命を伸ばすお手伝いが出来るようになります。そしてご高齢者の皆様に、住み慣れた在宅で過ごし続けて頂く為にも、123のスタッフ兼フレイルサポーターとして、これまで以上に奮闘していきます!

 

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高齢者の方々の力になりたい。もしもの時に、助けられる存在で有りたい。

高齢者の方々の力になりたい。もしもの時に、助けられる存在で有りたい。

これは、ある日曜の日の出来事・・・

 

「次は、K様のお宅だ」

 

いつもと同じように、配達員のOはチャイムを鳴らし、返事を待つ。けれども、その返事が、どこか弱々しい。

 

「どうかされましたか?」気になって声をかけても、返事が来ない。「どうしたんだろう…」不安に思い、中を覗く。するとそこには、リビングのソファに横たわり、立ち上がろうにも立ち上がれないK様がいらした。

 

「大丈夫ですか?」そう声を掛けると、「前々から首の調子が悪くてね。昨日あたりから、痛みが全身に広がって、今は痺れがひどいんだ」K様はそう話すと、どうにか立ち上がり、歩き出そうとする。が、ふすまに倒れかかるように、バランスを崩してしまう。

 

高齢者 ふらつき めまい

 

「ご家族と、ケアマネージャーさんに連絡をとりましょう」配達員OはそうK様に伝え、連絡を取る。けれども、なかなか連絡がつかない。募る不安を隠すようにK様に話しかけるも、K様の呂律が、だんだんと回らなくなっていくのを感じた。

 

“このまま自分が配達を終えて帰ってしまったら、K様はどうなるのだろう。もしも今の症状が、大きな病気の前兆であったら。ふらついて転倒し、どこか打ってしまったら。このまま意識がなくなってしまったら“

 

最悪の事態が頭をよぎる。”今ここで、出来ることは、、、、“

 

 

「Kさん、意識がある間に病院へ行き、しっかりと診断を受けませんか?」そう提案をすると、K様は「そうしたい」と、強く頷いた。そして、配達員Oは続ける。「元気にお家に帰ってこれたら、電話をください。自分はその便りを、待っています」

 

救急車を呼ぶ間、K様の身支度を手伝う。着替え、貴重品の保持、そして家の戸締り。

 

「出来ることは、全てやりました。あとは、K様からのお電話を待つだけです。これが、私たち配達員の仕事ですから」

 

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