幾つになっても、生き生きとした毎日を

寒暖の差はあるものの、日中はだんだんと過ごしやすくなってきました。さて、今日はあるお客様の、素敵なお話をご紹介させてください。

 

 

ヴァイオリンを演奏されているというT様。お弁当の配達に伺うと、「レッスン中なのでお弁当はボックスにお願いします」という札がドアノブにかかっていることもしばしば。

 

「生徒さんに教えているのだろうか…」

 

音楽が好きな配達員Sは、聴こえてくる音に耳を澄ませながら、その場を後にしました。

音楽 音色 

 

そんな、ある日のこと。「ヴァイオリンを教えていらっしゃるのですか?」そう聞いた配達員に、T様は答えました。

 

「教えているのではなく、自分が習っているのだよ」

 

若かりし頃はできなかった事に、今、挑戦をする。新たな技術や知識を習得し、より豊かな人生を送る。幾つになっても、生き生きとした毎日を過ごすことで、今まで以上の、素晴らしい景色が見られるのかもしれませんね。

 

ヴァイオリン 音色