少子高齢化が進み「人生100年時代」の到来を目前に控え、私達の生活はどのように変化していくのでしょうか。体を形成している「食」は人生を健康で、豊かなものに変えていく重要なものだと考えております。
ワンちゃんの寿命が30年前の2倍に!
出典:http://note.petgo.jp/post/2018011014323
今から30年前の1980年代にペットとして飼われていたワンちゃんの食事は家庭で残った食事を与えたりすることが当たり前で、1987年の時点でドッグフードの定着率は僅か20.9%となっていました。この頃の平均寿命は7.5歳。それから、ドッグフードが急激に普及し、現代では定着率が90%を超えています。
これらドッグフードをはじめとしたバランスの良い食事、そして適度な運動、医療の充実などが要因となり、現代では平均寿命は14.2歳にまで上がっているのです。それほどバランスの良い食事というのは身体を形成するために重要なものとなっているのです。
サルコペニア・フレイル(虚弱)予防
超高齢社会に向かっていくなかで、いかに要介護状態にならず自立状態を維持し歳を 重ねることができるかという予防の視点は重要である。そこには低栄養を背景とした、 「フレイル(Frailty:虚弱)」およびその根底をなす「加齢性筋肉減弱症(サルコペニ ア)」という大きな問題があり、中でも高齢者における食の安定性については再考する 必要がある。その意味では「ヒトはどのような部分から衰え始めるのか」という原点と しての疑問が湧いてくる。 そこで我々は、2012 年から千葉県柏市の地域在住高齢者(自立~要支援)を対象にコ ホート研究として「大規模長期縦断追跡健康調査(柏スタディ)」を実施している。こ の取り組みの成果として、人間のフレイル(虚弱)には身体的な虚弱(フィジカル・フ レイル)だけではなく、精神心理的な虚弱(メンタル・フレイル)や社会的な虚弱(ソ ーシャル・フレイル)が複雑に関連していること、健康長寿のために必要な大切なポイ ントとして「栄養(食・口腔機能)」「運動」「社会参加」という 3 つの柱があること、3 つの柱は相互に影響しており身体が衰える最初の入り口になりやすいのは「社会参加」 の機会の低下であること等が明らかになってきた。
引用:http://www.iog.u-tokyo.ac.jp/wp-content/uploads/2016/04/h27_rouken_team_iijima.pdf
東京大学 高齢社会総合研究機構では上記のように研究結果を挙げています。その中でも我々が注目したいのは『栄養』です。人間の体は水分・脂肪・タンパク質・その他によって形成されています。これらを形成するのは紛れもなく日々の食事。ワンちゃんと同じように、我々人間も日々の食事でしっかりと栄養を取ることが健康寿命を伸ばす一番のポイントと言えるでしょう。
人間の体の構成 | ||
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水分 | 60% | |
脂肪 | 20% | |
タンパク質 | 15% | 筋肉・臓器・肌・髪・爪・体内のホルモンや酵素・免疫物質などを作る |
その他 | 5% |
厚生労働省がガイドラインを発表
高齢化の進展により、地域の在宅高齢者等が医療・介護関連施設以外でも健康・栄養状態を適切に保つことができ、かつ口から食べる楽しみも十分得られるような食環境整備、とりわけ良質な配食事業を求める声 は、今後ますます高まるものと考えられます。 このような中、「ニッポン一億総活躍プラン」(平成28年6月2日閣議決定)において、「配食を利用す る高齢者等が適切な栄養管理を行えるよう、事業者向けのガイドラインを作成し、2017年度からそれに即 した配食の普及を図る。」と示されました。 こうした状況を踏まえ、厚生労働省は、今後利用の増大が見込まれる配食の選択・活用を通じて、地域高齢者等の健康支援につなげるため、平成28(2016)年7月より、関係省庁・部局連携の下、配食事業者に おける栄養管理体制等の在り方を検討し、平成29(2017)年3月に配食事業者向けの「地域高齢者等の健 康支援を推進する配食事業の栄養管理に関するガイドライン」(以下「ガイドライン」という。)を公表しました。
引用:https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000158814.html
地域高齢者等の健康支援を推進する配食事業の栄養管理に関するガイドラインには2009〜2016年の8年間で約2.1倍も上昇し、急速に拡大した配食市場の背景の裏側には『栄養価を無視した価格優先(低価格)』を主軸とした事業者(お弁当屋)が乱立したこともあり、2017年3月に国として初めて配食事業者に対して高齢者の健康を支える目的で『配食ガイドライン』を制定したのです。
このガイドラインのポイントとしては、「日本人の食事摂取基準」の参照体位等をもとに、エネルギー及び栄養素の給与目安量を設定いたしました。栄養価のばらつきを一定の範囲内、1食当たりの値が事業者で設定された献立作成基準の栄養価の±20%以内にする等に管理されます。
また、たんぱく質の必要量は年齢を重ねるごとに減っていくと思われがちですが、上記にもあるように年齢が上がっても必要量は変わりません。むしろ、食事量が減っていくため、一度の食事で必要量のたんぱく質を摂取することは難しいとされています。
そんなガイドラインを基に、宅配クック123では要介護状態にならないように、特に筋肉や骨量を保つ上で重要な栄養素である『タンパク質』がしっかり摂れる栄養の整ったお弁当を提供致しております。
これらの栄養が整ったお弁当を1食からご提供
宅配クック123 静岡桜橋点では配食ガイドラインに基づいたお弁当を1食からお届けいたしております。静岡市内(一部除く)に栄養と愛情をたっぷり込めたお弁当をお届けいたします。お問い合わせ・ご注文はお電話、FAX、または以下のお問い合わせフォームよりお気軽にお問い合わせ下さい。
また、各施設へも同様の食材を卸すことが可能です。資料請求も下記よりお問い合わせ下さい。